2019-04-23 第198回国会 参議院 環境委員会 第6号
最後に、宮古島に漂着しました廃油ボールの回収状況、これは海洋の生態系への影響が懸念されます。この影響、また原因について伺いたいと思います。
最後に、宮古島に漂着しました廃油ボールの回収状況、これは海洋の生態系への影響が懸念されます。この影響、また原因について伺いたいと思います。
漂着ごみって、沖縄も島々ですからかつて廃油ボールいっぱい来ましたけれども、今はほとんどなくなりましたが、今来ている漂着ごみを行政が含めて全部除去する仕組みをつくるにはどのくらいの予算が必要でしょうかね、年間でいえば。要するに全国で、全体の流れとして問題になっている漂着ごみをクリーンアップする仕組みをつくるとしたらですね。
○照屋委員 海上保安庁の資料によりますと、海洋汚染の海域別発生において、沖縄を含む南西海域の海洋汚染は航行中のタンカーなどから投棄される廃油ボールが原因となっております。南西海域における廃油ボール汚染の実態と海上保安庁の監視体制や近隣諸国との連携方策についてお尋ねします。
○石橋政府参考人 まずは漂着廃油ボールの状況ですけれども、海上保安庁での調査によりますと、日本沿岸周辺では、南西諸島に漂着している廃油ボールというのはやはり非常に多うございます。
この中でも、多くは言いませんけれども、C重油は処理剤によって乳化させないで、廃油ボール、ムース状とかエマルジョン化したものをそのまま回収した方が魚介類、環境に対する影響が少ない、したがって、漂着させてしまうと非常に被害が拡大する、その結果、魚介類、鳥類、その他生物に付着して生理障害、その他人間においても呼吸器の問題等があるんだというような一つのマニュアルができているわけでありますね。
投棄されたものが例えば油状のものだったとしますと、これは表面に果てしなく薄く延びて、それがやがては沿岸部に廃油ボールのような形で集積してくるということもあるわけですので、どういう成分のものを捨てているか、また、比重が重いものでしたら下の方にたまるでしょうし、また、同じ一キュリーといっても半減期がどうかということがありまして、例えば燐酸のP32ですと十四日程度の半減期。
また、廃油ボールの漂流、漂着の調査や海上漂流物の実態調査、ビニールとかああいったものですけれども、その実態調査なども行われており、この「海上保安の現況」によりますと、「汚染の進行は認められない。」こういうふうにございます。それは非常に我々にとってうれしいことでありますし、あるいは政府の施策なり海上保安庁の努力が実を結んでいるというふうには思います。
北岸に漂着をいたしまして、しばらくの間その島を天然のシェルターといたしましてその島の南には原油の影響は見られていなかったわけでございますが、三月初旬からその島を回り込みまして南側にも油膜が見られるようになり、三月中旬にはジュベール、これが我が国が技術援助をいたしまして海水淡水化装置を設置したところでございますが、そのジュベールからダンマンにかけて油膜が発見されるようになり、さらにバハレーン北岸に廃油ボール
また船が出入りをするラスタヌラあるいはダンマン、こんなところへ石油を運ぶ船も、石油が下にこびりついて、いわゆるスラッジですね、チョコレートムースと言うんだそうですが、廃油ボール、いわゆる炭素と水素の混合物、これが沈殿をして三十メートルくらいに沈むんです、ボールになって。それで当然海洋性植物は全滅するというのは大変なことでありますが、もう航行も不能になっているというふうに伝わっています。
○石渡清元君 それと、最近少なくなったようでありますけれども、流出油、油を捨てたり、まあタンカーの座礁などの海難事故は別としても、そういった故意に捨てる油が非常に、特に九州地方などにそれが集まって廃油ボールというものがよく流れる。最近は非常に減ったそうでありますけれども。それらに対してどのような指導をされているか。
その背景に油を海外から輸入して、そして高度成長の原動力になったことは御承知のとおりなんですが、かねてから油による海の汚染ということについては何回か私も取り上げてまいりましたが、一向に廃油ボールによる海の汚染というのはなくなりません。非常に残念なことでございますが、まず最近の廃油ボールによる汚染の状況をちょっと説明をいただきたいんです。
○中野明君 沖縄県にとりましては廃油ボールというものがこれほどたびたび後を絶たないぐらいに流れてくるということは大問題でして、御承知のようにサンゴ礁、それから漁場、白い砂浜、こういうのが廃油ボールで汚染されるということ、私も国元が高知県なんですが、タンカーが座礁して廃油ボールが流れ着いて、それをみんなと一緒に回収するのに随分苦労した覚えがあります。
特に南西諸島について申し上げますと、廃油ポールの漂着が全国的な傾向に比べますと若干多いという関係がございまして、私ども、廃油ボールの漂流、漂着状況につきましては、国連で全世界海洋情報サービスシステムというのがございまして、我が国もこれに参加しておりますので、この国連の全世界海洋情報サービスシステムに定められた調査方法によって全国的に定期的な調査を実施しております。
○瀨長分科員 もう時間が参りましたのでこれでやめますが、ただ、沖縄自然環境の保護との関係もあるので、環境庁長官も各省庁と協力して抜本的にひとつその対策、これまでのような廃油ボールの来ることのないようにしてほしいと思いますが、いかがですか。
○伊美説明員 まず先生御質問の第一番目の、廃油ボールがどういう原因でできて、それが沖縄周辺海域に流れ着いたかという御質問についてお答えをいたしたいと思います。
次に、廃油ボールの海洋汚染について。海上保安庁おられますか。――昨年からことしにかけて、沖縄本島西海岸及び周辺の離島、宮古島北東海岸一帯に廃油ボールが漂着、関係漁場等漁港及び沖縄海岸の国定公園、こういったところを直撃し、汚染している。今は全部取り払われておりますが、私が聞きたいのは、何が原因で広範にわたってそういう廃油ボールが海岸に押し寄せてきたのか。
それ以外に、廃油ボール、これにつきましては一番影響が大きいわけでございますので、そういうものにつきましては原因究明と防止策の確立に資するために、昭和四十六年以来、周辺海域、それから沿岸の一定地点、これを四十二ポイント選びまして、定期的にそこで調査を行いまして、廃油ボールの漂流とか、漂着の状況を調査しておる状況でございます。
○瀬谷英行君 廃油ボールそのものは船舶のたれ流しという話がありましたけれども、その廃油ボールそのものを拾ってきて——拾ってきてというとおかしいですけれども、やっぱり拾うことになるのでしょう。分析をすれば、どこの船が流していたものか、そういうようなこともわかるのかどうか。
○瀬谷英行君 まず、その廃油ボールというものですが、これも新聞で読んだ程度しか私には知識がないのだけれども、どういうところでこういうものが発生するのか、その原因は何なのか。これはちょっと取り締まるといったところで主がどこのだれだかというのはこれはわかるのかどうか。
○西中委員 昨年十一月に、わが党は沖縄県を中心といたしまして南西諸島の廃油ボール等の油汚染の実態調査を行いました。詳細は避けますけれども、相当広範囲にわたりまして汚染が広がり、やはり深刻な状況と言わねばならぬと私たちは判断をいたしておるところでございます。
また、第十一管区海上保安本部の説明によると、油等による海洋汚染の発生件数は、五十五年度八十三件から五十六年度九十件と増加しておりますが、その汚染源として船舶によるものが大部分であることにかんがみ、特にタンカールートについて哨戒海域を設定し、巡視船及び航空機による常時監視取り締まりを実施していること、本県周辺海域における廃油ボールの漂流、漂着に対しては油塊調査定点を設定して定時調査の結果、五十六年は前年
それで、エネルギーの生産性が下がるということは、その分、同じだけのエネルギーを使って、それがいろいろな国民生活の向上にとって有用な部門に使われないで、たとえば発電所の廃熱だとか、あるいは最近海が廃油ボールというようなことで非常に汚れているわけですけれども、そういった廃熱とか廃物をふやすという形に使われて、真に生活の中身をよくするという方向に使われていない。
○説明員(土屋彬君) この事件は、私ども漂着いたしました廃油ボールを分析いたしまして、その他種々の状況から考えまして、付近を航行する大型タンカーから排出されましたバラスト水寺の廃油に起因するものというふうに考えております。
○馬場富君 ちょっと海上保安庁、昨年七月から十一月にかけて六回にわたって沖繩の周辺に廃油ボールが流れついて、あの辺の非常に漁業や観光等に被害を与えておるということが報道されております。この原因は何でございますか。
それは、越前海岸一帯を襲った廃油ボールの問題でございます。これは昨年の十二月十五日です。これについての原因をどう把握しておるのかということで、これは海上保安庁でもよろしゅうございますし環境庁の方でもよろしゅうございます。
この廃油ボールの大きさは、本当にドッジボールの球みたいな大きさなんです。普通はパチンコの球程度のものなんですが、あそこに来たものはドッジボールの球みたいなものが出てきている。これはどこから来たのだろうか。
○杉本説明員 廃油ボールは船舶から排出された油に起因するものというふうに考えられるわけでございますが、これら船舶から排出されます油によります海洋汚染の防止を図るためには、油の排出規制が厳正に遵守されるように関係者、関係業者を指導監督するということが必要でございますし、また、監視取り締まり体制の一層の強化も必要でございます。
海上保安庁におきましては、大型タンカーによりますところのこういった油の違法排出を防止いたしますために、大型タンカーの航路筋となっておりますところの本州南岸から南西諸島に至りますところのいわゆるタンカールート、こういったところに航空機、それからヘリコプター搭載型の大型巡視船、こういったものを配置いたしまして、監視、取り締まりに当たっておるわけでございますが、本年七月に発生いたしました沖繩の大量の廃油ボール
その町長さんの資料によりますと、石油廃油ボールが最近ひどくなっている、砂浜がべったり真っ黒で歩けない、いわゆる白い砂浜が黒い砂浜になっておる。そして、人間がはだしで歩くというとその足にべったり廃油ボールがくっついて浜もうっかり歩けない、こういう実情を訴えておられたわけでなんです。
それからまた、この沖繩の廃油ボールによる汚染についても、漁場の被害がはっきりしてくればこれによろ救済ができるものだろうか。この点についてお伺いしたいと思います。
○馬場政府委員 沖繩で廃油ボールによる海洋汚染が発生いたしまして、私ども関係方面に調査の依頼をいたしたわけでございますが、ただいま長官から御指摘のように、その詳細な内容等につきましてはまだ十分でない状況でございます。 そこで、私ども、このようなことが今後起こってはならないというように考えておるわけでございまして、そういう意味で、この沖繩だけではございませんで前からいろいろ問題がございました。
これは、タンカーから排出された油が原因と見られます廃油ボール等による水産被害、自然環境への影響、サンゴ礁の破壊等の問題でございますが、この廃油ボールが、高度経済成長期にタンカーの航行等ふえましたときから大変多く出まして、本州にも大分漂着いたしましたが、沖繩には特に東海岸に多く漂着しておりまして、それが、いろいろ条約ができましたり、また取り締まりの強化、また経済が石油ショック以来少しスローダウンしたというようなことで